落ちこぼれ学のスペシャリストを目指す

多種多様ゾーン

クラスルームの中にあらゆる属性の人々がそろうことがある。 このサイトで触れられている留年生もそのひとつだ。 進級してもクラス替えがない場合、人の入れ替えがないため刺激が少なくなるのだが、我が母校ではそうはならなかった。 なぜなら毎年のように落第生が登場するからである。 入学した時でさえ既に新入生に混じって留年生がいた。 言わなければわからないが、皆に教えるほどだったので当人は開き直っていたと言えよう。(結局2年目に去ってしまったのだが)

さて、留年しても学籍番号は変わらないため、その順に並ぶことがあると丸わかりである。 しかし名前順に出席番号で並ぶことが大抵だった。 多種多様ゾーンが出現したのは、忘れもしない在籍していた最後のクラスの話である。 クラスルームには先ほど挙げた留年生の他に留生もいた。 さらに編入生もいた。 内訳は留年生5人(自分含む)、留学生・編入生1人ずつの7人である。 ちなみに留年生は同期ばかりではない。 +2歳が2人(自分含む、もう一人は戦友を参照)、+1歳が3人である。 +1歳の3人は同期入学でそのうち2人同士は特に仲が良かった。 途中で1人が留年して学年が分かれるが、再び同学年になった者同士である。

本題の多種多様ゾーンとは出席番号順の席の配置のことである。 内訳は留2が自分、留2が戦友、留1が留年1回の留年生、留学が留学生、編入が編入生、現が現役生である。

黒板
留2留1
留1
留1
留2留学
編入

留2の位置にいる自分は右隣の列を見て非常に感心したものである。 定期テストの時はこの並びに座るのだが、凄いゾーンだと思った。 留1同士の2人が仲が良かったのも入学当初は出席番号が隣同士だったのかもしれないという考察が見えた。 ちなみに4列目の現と現であるが、これらの現役生の間には入学時もう一人いたらしい。 表すなら「退」こと退学生である。 このゾーンは何年もの間に大きく人が変わってしまったんだなあ。

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